【完】甘辛ダーリン絶好調♪
心がぐちゃぐちゃで…
あたしはどうすればいいのか…
あたしはそのまま、フッと意識を手放した。
――――――…
「り……りぃ…李衣!」
誰…?
重たい瞼を開けると、あたしの愛しい………
人ではなかった。
「大丈夫か?麻咲」
疾風…
「すいません…田中先生」
「いや、いいんだ」
笑顔を向ける疾風に、“あたしを裏切ったくせに"…という憎悪が蘇る。
キッと睨むと、疾風は少し眉を下げ、困り顔になった。
「今更…今更なに?」
あたしは聞きたかったことを、率直に聞いた。