【完】甘辛ダーリン絶好調♪
背中しか見えねぇ…
でも、震えてる…
「い…いかなきゃ…ダメなの…に…ヒクッ」
どこにだよ…?もしかして、愛してたって過去形が嘘で、気持ちを伝えに行くってことか…?
「ハヤテ…」
……これほど自分の名前を恨んだことはない。
李衣が、どっちのハヤテの名前を呼んだのかさえわからねぇなんて…
クソッ
俺は保健室に入り、李衣を抱きしめた。
「え…」
入ったのに気付いていなかった李衣は、驚いた声をあげた。
「李衣…」
「はっハヤテ…?」
ったく…どっちなんだよ…
わかんねぇのが、俺にはつれぇよ…