【完】甘辛ダーリン絶好調♪

「ごめん、何か…隠しすぎてお前を不安にさせてたんだな…ったく、こんなことなら言っておきゃよかった…」

「……何を?」

うるうるしてきたあたしの瞳に、小さくキスを落とした颯。

「………///」

久しぶりすぎて、恥ずかしくなった。

「なんだよ…なんで赤いんだよ…つかそれ、いい加減治せよ…」

呆れたような、なんだか嬉しいような…そんな瞳であたしを見つめてくる。

「う…」

「つか、これ」

目の前に差し出されたのは、小さな箱。

「?」

意味わかんない。
何…これ?

いつまでもはてなを浮かべているあたしに、

「いいから開けてみろって」

ニッと笑う颯。

「……わかった」

あたしは、箱の紙を丁寧にはがし、中を開けた。



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