【完】甘辛ダーリン絶好調♪
「あたしを…あたしをもらってくれるんでしょ?」
泣き顔なのに、笑ってるあたしは、正直おかしいと思う。
「………お前…それないわ」
「へ…?ちょっ…!!」
「ありえねぇありえねぇありえねぇ…もうありえねぇ…///」
あたしを抱き抱えた颯は、顔が少し赤くなっていた。
「照れてんの?」
「ばーか」
へへっ…嬉しい…
「今日は帰さねぇから」
「えぇっ!?」
「今まで我慢したんだ。バイトもして…彼女の為に働くなんて、今までの俺じゃありえねぇんだぞ?」
「う…グズ…」
また涙が…なんか、今日は嬉しい日かな?
颯が素直すぎてこわ…
「そんなに泣きたいなら、俺のベットの中でな」
い…ってのは嘘ー!!
あたし…泣かされるのぉ?!
…っていいながらも、なんだか幸せなあたし。
あぁ、もう…こんなになったの…颯だけなんだからねっ!!!