【完】甘辛ダーリン絶好調♪
「死して尚、お前を愛すから」
「颯…ごめん、あたし古文は苦手で…」
「おい。お前、ナメてんのか?ナメてんだろ。まず、古文じゃねーだろ」
「へ?」
嘘。
本当はわかってるよ。
「あたしが死んでも、颯は愛し続けてくれるんだよね?」
「なっ…口に出すなよ…っつーか、わかってんじゃねーか。もういい。毎晩寝かさねぇし」
「えぇ?!」
でも、それもいいかなぁー
愛されてるってことだよね?
「なんかニヤけてて気持ちわりーぞ」
ムカつくとこもあるけど、やっぱりあたしは…
「颯…大好きだからねっ」
「…知ってるっつーの」
ぶっきらぼうにそう言う…君が。