【完】甘辛ダーリン絶好調♪
手を離した瞬間、呼吸をととのえる李衣。
俺を、涙目で睨む。
理性を崩す気か?!
俺は、フイッと視線をそらす。
しかも…素直になっちまうみたいで…
「だってさ…」
ボソボソと語りだす俺の口。
「なぁにぃ??」
李衣は背伸びで、俺に近付く。
ちっかっ!!我慢ならねぇ!
「だぁーっ!だからっ李衣が…その…元カレの話するからだろ///」
チッ…なんて屈辱…ぜってぇいつか倍にして返す。
「えっ?何なに?嫉妬?ヤキモチ?」
あぁ?なんだよ!核心ついて…
「そーですけど。何か?」
もういい。俺はいじけた。