【完】甘辛ダーリン絶好調♪
☆李衣☆
「おい。李衣」
ん?
あたしは颯のほうを向く。
「俺が芯から忘れさせてやるから。んな顔すんな?」
うっ…何でわかんのかなぁ…あたしが昔を思い出してたこと。
あたしの頭におかれた、颯の手が、ポンポンッと規則正しくリズムを刻む。
おーちーつーくー…
「う…ん。絶対あの馬鹿浮気野郎を根っこから、取り除いてよね!」
あたしが満面の笑みで、颯を見上げると、
「あぁ。取り除いた後は、俺を埋め込んでやるよ。芯から…俺を求めるくらいな?」
甘い言葉を笑みを浮かべて囁いた。
…………ボンッ
あっつ!!顔あっつい…
あたしは熱を持った頬に手をそえる。
「なーに赤くなってんだよっ!!」
「うるひゃいっ」
う…噛んだ…