【完】甘辛ダーリン絶好調♪
「いーやぁーはーなーしーてぇーへーんーたーい!!!」
李衣は叫びだした。
あぁん?変態だと?
俺は、イラついた。
でも、
「颯っ助けてよー!!」
この言葉に、正直、嬉しさが込み上げた。
俺を信頼してくれてるってな。
にやける口元をごまかすため、馬鹿を連発した。
それに反論してくる李衣。
ていうか、さっきのこと忘れたのか…?
俺がさっきの話を持ち込むと、
「は…?」
案の定、アホ面の李衣。
しばらくして、何かを思い出したような顔をした李衣は、赤くなった。
は?
俺は、熱でもあるのかと思い、額を合わせた。
すると物凄い熱が伝わってくる。
俺が問い掛けると、
か細い声で、何かを伝えようとする李衣。
違うって何がだ…?
俺は眉をよせた。