【完】甘辛ダーリン絶好調♪
☆李衣☆
あたしは一応、きた道を戻ることにした。
でも方向オンチなもんだから、わけわかんなくなってきて…
「ああ〜っ!!もうっ!!どこなわけっ?」
あたしは上を向き、思わず叫んだ。
「…どうしたの?」
すると男の子の声がして、正面を向く。
うっわ…………かっこよっ…
この人…全てがかっこいい…
ツリ目の冷たそうな印象だけど、笑顔が…
疾風くんっぽい……
あたしがボーッと考えてると、
唇に柔らかい何かがあたる。
あれ?
これ疾風くんとやったことないっけ?
あれ……?
あたしの思考回路はストップした。