【完】甘辛ダーリン絶好調♪
風瀬くんがドアを開けると、1学年の生徒が集まっていた。
「遅いっスよー?」
なんか知らないが、笑窪がある男子が声をかけてきた。
……誰?
とにかくあたし達は、1−Dの席に座る。
「つかさぁー…これ、なんの会議?」
確かに…
ツンツン頭の男子が言う。
「スースー」
んん?隣を見ると、
「ふっ風瀬くん?!」
風瀬くんが寝ていた。
スパコーン
「「「「「「「?!?!」」」」」」」
物凄いいい音が聞こえたと思ったら、風瀬くんの後ろに学年主任の高橋先生が立っていた。
「馬鹿。寝んなアホ」
馬鹿とアホのダブルコンボとは…流石番長。
高橋先生のあだ名は番長。その名の通り、昔暴走族の番長だったらしい。
ガチに怖い…
「ふ…んん??」
風瀬くんは目を覚ましたみたい。
痛くなかったのかな…
「では、風瀬も起きたし、始めんぞ?つっても、お前らは待機組だけどな」
……は?意味わかんない。
周りを見渡すと、皆もそんな顔してる。