【完】甘辛ダーリン絶好調♪
ガラガラガラッ
「おっくれっましたぁ〜…はぁ…はぁ…」
あたしは学校まで全速力で走り続け、7時、1分前にギンリギリで着いた。
「麻咲…頭が切れる奴かと思いきや、抜けてんな…遅刻するなんて」
高橋先生は呆れ気味。
「ちっ違うんですっ…はぁ…昨日、放送聞いてなくて…今さっき、友達の電話で起きたんです…だから、あたしが代表者だったとは思いもせず…」
あたしの言い分に、目を丸くする皆。
といっても、5人しかいないんだけど…
2年のほうを見ると、颯が笑いを堪えていた。
むっ……ってか、やっぱ颯は選ばれるんだぁ〜
「話は聞け?麻咲…」
「ふぁい…」
あたしはトボトボと、風瀬くんの隣に座った。
「ところで、先生?わたくし達は何をするのかしら?」
めちゃめちゃ綺麗な3年の先輩がそう言った。
誰だろ…