【完】甘辛ダーリン絶好調♪
「まぁとにかく、お前らは代表者だから松コン盛り上げ頑張れよ〜?」
……いーやーだー…
「麻咲…行かないと、皆ホールに集まってる時間だし。松コンの最初の発表始まるよ?」
「あっ!ほんとだっ!!風瀬くんありがとー♪」
あたしは風瀬くんと、ホールまで歩いた。
「それにしてもさぁ〜…風瀬くんとか、他の人達は選ばれて当然だけど、なんであたしが選ばれちゃったんだろうねー?」
「わかんない…」
「手違いかなー?」
「それはないと思う。まず、麻咲は可愛いって皆言ってるから、正当な答えだと…」
あたしのほうを、チラチラ気にする風瀬くん。
「えー?皆、目がおかしいよー!!あたしが可愛い?他の子いっぱいいるじゃん!」
ふふっと笑うあたしを、風瀬くんが無表情で瞳にうつしていた。