【完】甘辛ダーリン絶好調♪
「ふっざけんなっ!!ボケカスH下手野郎!!!!」
『なっ!!!じゃあ李衣は負けず嫌いのキス下手野郎だよ』
むっかぁああああっ!!!
「うっさいっ!!H下手なくせに!!」
『キス下手じゃんかよっ!!』
「H下手なくせに浮気かよっ!!どんだけ自分に自信あんだよっ!」
『自信ねぇからっ!!あっちがせまってきたんだって!!だいたい李衣から“別れよう"とかいいだすんだから、李衣こそ浮気だろ?』
あたしはあなたのように、汚れてませんから。
浮気なんてしませんが?
……つか脅しだよ。脅迫だよ。
「違うしっ!脅迫されたの!!付き合わないと…ムゴッ」
わけを言おうと思ったら、彼に塞がれた。
『え…脅迫?李衣?誰にっ?!大丈夫かっ?』
なんか電話ごしに、疾風くん心配してる…
なんだか罪悪感が…
すると彼は、スッとあたしの手から携帯を奪い、
「李衣もらうね?元カレさん?」
すぐにピッと切った。
……うっわ…憎たらしい…
しかも疾風くんの話を聞かずに切るとか…この人そうとう意地悪なんだなぁ〜