【完】甘辛ダーリン絶好調♪

「ふっざけんなっ!!ボケカスH下手野郎!!!!」

『なっ!!!じゃあ李衣は負けず嫌いのキス下手野郎だよ』

むっかぁああああっ!!!

「うっさいっ!!H下手なくせに!!」

『キス下手じゃんかよっ!!』

「H下手なくせに浮気かよっ!!どんだけ自分に自信あんだよっ!」

『自信ねぇからっ!!あっちがせまってきたんだって!!だいたい李衣から“別れよう"とかいいだすんだから、李衣こそ浮気だろ?』

あたしはあなたのように、汚れてませんから。
浮気なんてしませんが?

……つか脅しだよ。脅迫だよ。

「違うしっ!脅迫されたの!!付き合わないと…ムゴッ」

わけを言おうと思ったら、彼に塞がれた。


『え…脅迫?李衣?誰にっ?!大丈夫かっ?』

なんか電話ごしに、疾風くん心配してる…

なんだか罪悪感が…

すると彼は、スッとあたしの手から携帯を奪い、

「李衣もらうね?元カレさん?」

すぐにピッと切った。

……うっわ…憎たらしい…

しかも疾風くんの話を聞かずに切るとか…この人そうとう意地悪なんだなぁ〜





< 9 / 234 >

この作品をシェア

pagetop