。+゚失恋メランコリ。+゚
でもね、不器用ながら、
「私だって頑張っていたんだよ?
なのにいつも、試合にならない試合ばっか
りなんだ……。どうしたらいいのか、もう
分からないや」
私の心には、浩二ばかりか、過去の悲しみまでもが再び蘇る。
浩二にしてみれば“そんな事、俺の知った事ではない”のだろうけど、
同じ過ちを繰り返さないようにと慎重になっても、恋人の負担になるまいと感情を抑えても、
恋人たちはあっさりと、私に“別れ”という名の“彼らの選択”を告げ、振り向く事もせず去っていくのだった。
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