。+゚失恋メランコリ。+゚
Ⅱ
《 えぇーー!? またぁ? 》
「またって涼子まで何よぉ、傷付いてるんだ
からさぁ
涼子くらいは慰めてよぉー… ウゥッ」
浩二に電話を切られた後、無意識の内、私は大学の友人である涼子に電話を掛けていた。
(――…これもいつもの事なのよね)
《泣くな泣くなー、そんな男の為に美咲が泣
くなー!》
「そんな事言ってるけど、涼子だって同じ目
に遇ったら、絶対泣くわよー!」
寂しくて、構って欲しくて電話したのに、八つ当たりしちゃう私。
だけど、ねぇ、涼子は私を許してくれるでしょう?
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