先生

「セーフ!!じゃない、遅刻だ」


いつもの真咲先生の口調に、少し安心する私。

ってかいつから居たの?!


「セーフだもん!!先生こそ、早く声かけてよね」


先生に噛みつく私は、

可愛くないね。



素直になれない……



「早く乗りなさい」


そう言うと助手席のドアを開けた。

そんな事初めてされた私は、はしゃぎながら車に乗り込んだ。


あっ、今日は先生の誕生日を祝う日だったよね……


私は車に乗り込んだ先生に、

「お誕生日おめでとう」

って言ったんだ。

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