先生
私は寝息をたてている先生の髪を触った。

柔らかくてサラサラした髪。

こんな機会めったに無いから、先生の顔に自分の顔を近づけてみた。


寝てたら大丈夫だよね?!


鼻と鼻がぶつかる距離。

鼻チュウだってニヤニヤしていると、



――――パチッ



いきなり、先生の目が開いたんだ。


「うわっ!!」


「はひっょ!!!」


お互いに飛び起き赤面していた。


「お…おれっ…寝てた?」


「うん…」


先生は頭を抱えると

「俺、かっこ悪っ!!」

って……


「せ…先生可愛かった…」


フォローしたつもりだったのに、


「バ―カ、誉めてない。
それより、お前イタズラしただろ?」


イタズラ?


は…鼻チュウもイタズラかな?!


あっ、でも鼻チュウしてたなんて言えないよね。

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