先生
クローバーマジック 後編

私は急いでシャワーを浴びると、着てきた服に着替えて更衣室を後にした。


海の家では、座敷になっているせいかかなり自由な感じ。


ご飯食べてる男子グループ
ゴロゴロと寝てる親子連れ
お喋りに夢中なカップル


などなど…そんな状態の大広間。


先生の姿は見つかるかな…

かなり不安になりながら、キョロキョロと周りを見渡した。

すると奥の方で横になってる先生を発見。

こういう時は、すぐに先生を見つけられる特技は役にたつな。

そう思いながら、先生の居る場所まで向かった。


『しんちゃん』

って声を掛けようとしたんだけど言葉を飲み込んだ。

だって気持ち良さそうに寝てるんだもん。

先生の横に座ると、半乾きの髪を触った。


こんな姿を見れるなんて、かなりラッキーだよね!!


私は、荷物を整理しながら先生が起きるのを待ってみた。

でも、かなり疲れているのか全然起きる様子が無いの。


人も少なくなってきた事も有り、私も先生の横に寝っころがってみた。

< 217 / 444 >

この作品をシェア

pagetop