先生
クローバーマジック 後編
私は急いでシャワーを浴びると、着てきた服に着替えて更衣室を後にした。
海の家では、座敷になっているせいかかなり自由な感じ。
ご飯食べてる男子グループ
ゴロゴロと寝てる親子連れ
お喋りに夢中なカップル
などなど…そんな状態の大広間。
先生の姿は見つかるかな…
かなり不安になりながら、キョロキョロと周りを見渡した。
すると奥の方で横になってる先生を発見。
こういう時は、すぐに先生を見つけられる特技は役にたつな。
そう思いながら、先生の居る場所まで向かった。
『しんちゃん』
って声を掛けようとしたんだけど言葉を飲み込んだ。
だって気持ち良さそうに寝てるんだもん。
先生の横に座ると、半乾きの髪を触った。
こんな姿を見れるなんて、かなりラッキーだよね!!
私は、荷物を整理しながら先生が起きるのを待ってみた。
でも、かなり疲れているのか全然起きる様子が無いの。
人も少なくなってきた事も有り、私も先生の横に寝っころがってみた。