先生
車に乗り込んだ私達。

先生は、シートベルトを締めながら


「お腹すいた?」


って聞いてきた。


間近で見る先生は、やっぱりカッコイイ。
さっきは、あんまりジッーと見れなかったもんね。


「純那聞いてる?」


あっ、見とれてるのバレましたか…


私は微妙なお腹の空き具合に、お腹を擦りながら

『う~~~ん』

と唸っていたら


「何だよそれ!!」


って頬を触ってくる先生。



そのままグッと顔を引き寄せられ





おでこにキス。




「会いたかった」




思わぬストレートな一言に
何も言えない私。




『私も……』




そう言いたいのに、嬉しくて声が出ない。

昨日会ったばかりなのに、もう先生に会いたくなってるんだよ。


私は、そのまま先生の胸に頭を預けた。




いくら会っても足りない位。




―――好き―――


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