先生
ズルズルっとキスしたまま持たれかかって来る先生。
抵抗する事も出来ず、ソファーの上に倒される私。
繋いだままの手に、汗がにじむ。
こっ…これって……
でも、先生とだったら。
そう覚悟を決め瞳を閉じた。
軽くおでこにキス。
私は今にも心臓が飛び出しそうになりながら、成り行きに身を任せていた。
……
………
…………あれっ?!
ゆっくりと目を開けると、座りながら私を見つめる先生の顔が…
何だか恥ずかしくなってしまう。
まるで、私がものすごい期待してたみたいじゃない。
まぁ、期待してたけど……
ガバッと起き上がり、ちょこんと小さくなって座った。
先生は何か赤くなりながら、私から視線を外しテレビを見ようとしていた。
そして、ふと私の中に1つの疑問が浮かび上がってきた。