先生
多分、自信が無いんだと思う。

昨日は、付き合えた事が信じられなくて、嬉しくてはしゃいでいた。


1日経って、少し落ち着いて考えてみると、どうして先生が私を選んでくれたのか良く分からなかった。


私より可愛い生徒や綺麗な生徒は、沢山居るんだもん。


不安。


まだ2日目だよ?

先生を好きな気持ちが大きくて、その分不安も同じ位膨れ上がる。


こんな事でダメだなぁ……


私は、俯きながらブツブツと独り言を言っていた。


「どうした、純那?おかしいぞ?」


不思議がる先生に、意を決して聞いてみた。


「先生、私…ペット?」


「はぁ?!」


どうやら、だいぶぶっ飛んだ質問になってしまったみたいだ。


やっぱり、私はマヌケだぁ……


自分の馬鹿さ加減に、ほとほと嫌気がさしたよ。

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