先生
布団の上から抱きついてみる。
少し慌てる先生。

なんだかそのまま帰るのが悔しくて、先生の頬にキスをした。


『バーカ』


そう言いながら、そのまま目を瞑っていた先生は、やっぱりなにかを我慢している気がした。


まぁ、生徒の家だもんね。


私はそのまま部屋に戻り、再びベットに潜り込んだ。

幸せな気分のまま、まどろんでいくのが気持ち良かった。

目を瞑ると、また意識が遠のいていく。



明日も、明後日も


ずっとずっと先生と居たいな……



夢で会える様に、沢山先生の事を思い出しながら眠った。


夢の中でも

先生はかっこよくて

私を抱きしめてくれていた。



『ずっと一緒に居ようね』



海辺に有る教会で
2人で交わした誓いの言葉。



現実になると良いな……

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