先生
色々考えてみたんだけど、あてはまる人とか居なくて、とりあえずその日は早めに学校から出た。
なんだか、学校内にそんな人が居るなんて少し怖かったからね。
私は足早にお家に帰り、ベッドに座った。
ポケットから、クシャクシャになった手紙と写真を取り出した。
本当は見たくも無いんだけどさ。
何か手掛かりが有るかもしれないから、写真をじっくり見てみた。
これだけの暗がりで、きっちり写真に収めるなんて知識が無きゃ難しいはずよね。
うちの学校って写真部とか有ったっけ?
いや、聞いた事が無い。
しかも、文字の切り抜きなんて面倒くさい作業をするなんて、相当私に恨みが有る感じよね。
考えても該当者なし。
ハァァァァ~~~~
もう、嫌になるよ。
『私達が何したのよ……』
気が付いたら泣きそうな声で呟いていた。