先生
「ちょっと、正直に白状しちゃいなさい!!」

柚子は私の顔の傍まで寄ると、頬っぺたをプニッっと摘んだ。


「まは、ほんどははふはあ~~」


って、ほとんど言葉になっていないんですが……



柚子にも言えないよ。

真咲先生が、初めに頭に浮かんだなんて。





汚点です。





私は気を取り直して、シェークを一気飲みした。

結局、その日は遅くまで柚子とたわいもない話をしてしまった。

久々のガールズトークに花が咲いちゃったんだもん。女の子なら仕方ないよね。


もちろん、帰ってから勉強なんてしなかった。



本当に明日が恐いわ。




まず、遊の顔をまともに見れるかが問題だ。



って問題点が違う?!

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