先生
どれくらい経ったかな?
今まで溜まっていた涙が全て流れ出て、私は半分放心状態だった。
みはっちゃんは時計を見てから、落ち着いてきた私に
「学校に戻るから、何か有ったら電話しなさい」
そう言うと、学校の番号を置いていってくれた。
「ありがとうございます」
そう言って立ち上がろうとする私に
「ちゃんと、お母さんに付いていてあげなさい」
そう言って、肩を叩きみはっちゃんは病室を後にした。
泣き過ぎたせいか、喉がカラカラになっていた私。
ペットボトル買っとけば良かったな……
なんて思いながら、お母さんを見つめていた。
私は、仕方なく下に有る自販機に飲み物を買いに行こうかと腰を上げた。
他の患者さんを起こさない様に、静かに病室を出た。
ふぅ~~~
廊下はすこし空気が冷たく、ボーっとしていた頭が少しだけシャキッとした。
少し気分転換になって、良かったかもな。
私はお母さんが起きた時に居てあげたかったから、急いで飲み物を買い病室に戻った。