先生
「まんまと、マサキングのクラスになってるしね。超運良すぎだし!!」

篠は、淡々と話してくる。

そう、なんと真咲先生のクラスになったんだよ!!

2年生になる時と同じ様に、柚子とクラス分けを見たんだけど、その時の嬉しさったら無かったよ。

思わず掲示板の前で、ガッツポーズしながら叫んじゃったもん。

「あっ、それはラッキーだった」

私が語尾にハートを付けながら話すと、柚子は飲み終わったコーヒー牛乳のパックをたたみながら

「本当に超強運だし。なんか2人をみてると羨ましいもん。良いなぁ~~」

そう言って、頬を膨らませている。

「柚子は、聡史に振り回されっぱなしだもんね」

ニヤニヤしながら、篠は柚子を見ていた。

「もう、篠!!!」

そう言って、柚子は篠をバシバシと叩いていた。

なんか楽しいな、この2人。

でもね、今の私が居るのは2人が居てくれたおかげなんだよ。

多分、2人が支えてくれていなかったら、私は先生の事を諦めていたよ。


ありがとう、柚子・篠。


笑顔で見つめている私に気づかず、2人は仲良く喧嘩中。


2人とは、一生親友で居るからね。

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