先生
しかも、頑張ってたなんて……


私が先生を好きな事がバレちゃうよ。



それは恥ずかし過ぎだから!!



私は慌てて篠の口を塞ぐと、教室に連れて帰った。



「もう、篠!!!」



恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤にする私を見て



「純那、わかりやす過ぎだから」



篠があんな事言うからじゃん。


「男って、はっきり言わなきゃ分からないんだから」



って、君はいくつだよ……



でもね、そんな風に私を思ってくれる篠の気持ちがすごく嬉しいよ。

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