先生
「今回だけ特別!!
だから、みんなには内緒な。

じゃなきゃみんなが押しかけてきて、毎日が誕生日になっちゃうからな~~」


そう言うと、先生ははにかみながら私を見たんだ。


何だかかなり大胆な事を言ってしまった気がするんだけど……


急にドキドキ心臓が鳴りだした。


「あっ、でも先生!!
無理なら良いんです。彼女とかと過ごしたりとか…あるでしょ…?」


とか、今更焦ってみたりして。


アホな子丸出しじゃんか!!!


まくし立てる私を見ながら、クスクス笑い出す先生。


「新庄、可愛いな」



!!!!!!!



せ…先生からしたら冗談かもしれないけど、私にとったら大変な事なんだからね。


「そ…そんな…冗談!!ズルイっ!!」


「何がズルイんだよ?」


笑いをこらえながら先生が聞いてくる。



超意地悪だっ!!



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