初恋 〜I think you〜
久しぶりのデートなのに優季怒らせちまった…。
「優ー季!怒んなって」
「知らないもん!」
「何に怒ってんだよ?」
優季は突然ピタッと止まって振り向いた。
「ちょっと来て!」
優季は俺の腕を引っ張り、近くの公園へと連れ出した。
優季はコッチを向かずに腰に両手を当てて言った。
「…恥ずかしかったんだもん」
「え?」
恥ずかしかった…?
「な…にそれ…」
思わず腹を抱えて笑ってしまう。
「なんで笑うのぉ!?」
「だって…おかしいだろ…」
「ひっどい!!」
優季は再び怒りだしてしまった。