初恋 〜I think you〜
優季の笑顔は、誰よりもキラキラしててまぶしかった。
「あー!!」
教室に戻ろうとしたのに、優季は突然叫んだ(?)。
「ちょ…ちょっと待って!」
「どうかした?」
「そこ擦り剥いてる!」
「えっ」
優季は右のひじが擦り剥いてると指さした。
「きっとさっき渡してもらった時怪我しちゃったんだ!!」
「あー…別に平気」
「ダメダメ!!ヒリヒリするから後で痛むから!ちょっと待って」
そう言うと優季はポケットから、絆創膏を取りだした。
「はい!これ貼っといてね?」
「あ…ありがとう」
「こっちこそありがとう!」
そう一言だけ残し、優季は去っていった。