Lonely Princess ☆1人ぼっちのお姫様☆

傷の代償。


…?

一瞬、耳を疑った。

あたしのせいで、礼亜君が?

「えッ…」

「あんたのことで、悩みすぎたの。礼亜…、あんたのことだけ忘れたの」

「フフ…可哀想」

あたしは、いても立ってもいられなくて、走り出した。

もちろん、礼亜君の元へ…

「礼亜君!!」

礼亜君は、ピタッと止まった。

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