イケない年下クン♂~キミと初めて~




★★★


~体育館~


「神崎っ!お前はまた遅れて…!」

数学ティーチャー斎藤だ。


『いろいろあったんですって。』


アナウンスが流れ始めた。


「とにかく自分のクラスのところに行け!」


『はーい』


アタシの前の人は佳織だった。


「あんた、何してたのよ」

『痴漢ー』


「馬鹿。」


だって痴漢でしょ。いきなりベローチューは。


「あっ!始まるみたいよ」



《新入生代表……
伊藤奏(イトウカナデ)》

名前はどうでもよかった。

でも代表がでてきた瞬間、背中に汗をかいた。


同時に周りがざわめいた。特に女子。


< 19 / 101 >

この作品をシェア

pagetop