色葉
授業が終わった休み時間


「ちょっと整理しよう。沙織この情報どれか間違ってない?」


「まぁ可能性としてはあるわね。これ掲示板に書いてあることだし」


「え!?」


「あぁ学校掲示板ね。知らないんだったらURL送るよ?」


「石動携帯買ったの!?言いなさいよ


大杉こっちに石動のメアド送っておいて」


言いなさいよって・・・・・・・・・・・・・・・・・・無理だろ。あんな時に声かけるのは自殺志願者でも無理だ


ってそれより


「なんで掲示板!?メールで人に聞くんじゃないの?」


「あんた無理言ってるのわかってる?」


無理?・・・・・・・・・はて、何がだろう


「わかってないのね。いい?まだ入学して2日目。新入生が知ってるはずないでしょ!!!」


あれ?2日目?


入学色がすごい昔のことのように思えて仕方ない。


入学してから色々あったもんなぁ。全然嬉しくない


「じゃあ、どうするの?」


「方針としては知ってる人に聞くのが一番だけど」


「誰が知ってるかなんて知らないわよ」


そんな会話をしていると国語の福島誠二が教室に入ってきた


「教師なら知ってるんじゃないか?」


その言葉に二人とも異議はないようだが


なんでオレが聞きに行く雰囲気?


「適役でしょ?」


「言い出しっぺがするのは基本だよね」


なんて言うか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・気付いてて言わなかったなお前等


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