色葉
さんかくかんけいすたーと!?
あのバカは最初からいなかったことにしよう


秀と暗黙の了解を結ぶと席に着いて昨日のあの後を聞いた



秀の説明によると大したことはしてないんだそうだ



担任の紹介して自己紹介してクラスの長を決めて解散



ちなみにオレのことは触れられなかったらしい




誰の目から見ても綺麗な一本背負いだったからね


気を効かせたんじゃない?は秀談



校長が恐ろしくて滅多なこと言えないんだろ?はオレ談



「つーかクラス長ってオレじゃないよな!?」



「残念ながらね。おれは押したんだけど僅差で」


そう語る秀は見てるこっちまで悔しくなりそうな表情



いやいやいや


冷静に考えろ。ここは悔しくなっちゃいけないとこだ


むしろ歓喜して小躍りしてもいいくらいの・・・・と考えたとこで楽しそうにオレを見ている秀に気付いた



「ホントに陣くんって見てて飽きないね」



ってこれは誉められてる!?バカにされてる!?どっち!?



「そーいえばつばささんと陣くんって付き合ってるの?」



「……………………」



あまりにも唐突な質問に


これは絶対バカにされたから秀をシバこう


って決意がどっかにいった


「どうしてそうなる!?」


絶叫じみた声になったが気にしてられない



「そうだぞ秀。兄貴がそんなノーマルな関ゲェフ」


秀がバカを強制終了させ続きを話す


「だって昨日保健室でキ」



途中で秀の口を押さえられた自分を誉めたい



その言葉を横に転がってるバカに聞かせたらどうなるか



オレは秀に場所を変えようと合図を送り教室を出た

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