色葉
綺麗な人だった
スラッとした体に小さな顔
長い黒髪はひとつに纏めている
つり上がった目尻のせいか厳かさを与える雰囲気だが、見る者の目を離さない不思議な魅力がある
日本美人って感じだよな
これでおしとやかなら文句なしの大和撫子ってやつだろう
皆呆気にとられている
いや、一人を除いて。
やつはそういうの全てを無視し突っ走るのが存在理由というようにいつもと変わらずに大和撫子な先輩に向かって突っ走っていった
「おねぇええええさぁぁあああん。おれと一緒にぃ~『邪魔!!!』ガッ」
おぉ見事な握りこんでの掌外
的確にこめかみを打ち抜くとこといい、拳だと下手すると自分にもダメージがあるから肉の厚いとこで打つあたりといい
手慣れてんなぁ。やっぱり現代日本には大和撫子はいないんだな。うん
突っ込んだ清といえばいつもの如く失神
最近このパターンばっかだな
もうちょっと学習しろよ
「一週間後に迫った新入生歓迎イベントは縦割りになった。必ず勝つぞ。そのための協力は惜しまん。この雛森華全力を尽くすことを誓おう。まずルールだが・・・・・・・・」
オレは放送の時から疑問だった縦割りの意味を秀に聞いた
なんでも、組み分けみたいなものらしい。まぁ今回は勝利した場合の賞品の分配方法ってのが色濃いらしい
例えばオレたち1組が勝てば、2・3年の1組にも賞品が出るらしい。
ちなみに賞品ってのは食券でバカにできないくらい出るらしい
今回は新入生だけの参加だからあまり関係ないが、全校参加の行事だと囮、特攻、本命、専守、など戦略が広がり、より盛り上がるんだとか
というか秀はこの学校に詳しすぎるよな
そんなことをしていたら目立ったらしい。教壇の雛森先輩が怒ってこちらを指さす
「そこ、私が説明して・・・・いるの・・・・・・・・・・・・・・・・だから・・・・・・・・・・」
段々声が小さくなっていき、比例するように顔が青ざめていく
何度か確かめるように目線を右往左往させて
「お、大杉先輩!?」
と裏返った素っ頓狂な声を出した
スラッとした体に小さな顔
長い黒髪はひとつに纏めている
つり上がった目尻のせいか厳かさを与える雰囲気だが、見る者の目を離さない不思議な魅力がある
日本美人って感じだよな
これでおしとやかなら文句なしの大和撫子ってやつだろう
皆呆気にとられている
いや、一人を除いて。
やつはそういうの全てを無視し突っ走るのが存在理由というようにいつもと変わらずに大和撫子な先輩に向かって突っ走っていった
「おねぇええええさぁぁあああん。おれと一緒にぃ~『邪魔!!!』ガッ」
おぉ見事な握りこんでの掌外
的確にこめかみを打ち抜くとこといい、拳だと下手すると自分にもダメージがあるから肉の厚いとこで打つあたりといい
手慣れてんなぁ。やっぱり現代日本には大和撫子はいないんだな。うん
突っ込んだ清といえばいつもの如く失神
最近このパターンばっかだな
もうちょっと学習しろよ
「一週間後に迫った新入生歓迎イベントは縦割りになった。必ず勝つぞ。そのための協力は惜しまん。この雛森華全力を尽くすことを誓おう。まずルールだが・・・・・・・・」
オレは放送の時から疑問だった縦割りの意味を秀に聞いた
なんでも、組み分けみたいなものらしい。まぁ今回は勝利した場合の賞品の分配方法ってのが色濃いらしい
例えばオレたち1組が勝てば、2・3年の1組にも賞品が出るらしい。
ちなみに賞品ってのは食券でバカにできないくらい出るらしい
今回は新入生だけの参加だからあまり関係ないが、全校参加の行事だと囮、特攻、本命、専守、など戦略が広がり、より盛り上がるんだとか
というか秀はこの学校に詳しすぎるよな
そんなことをしていたら目立ったらしい。教壇の雛森先輩が怒ってこちらを指さす
「そこ、私が説明して・・・・いるの・・・・・・・・・・・・・・・・だから・・・・・・・・・・」
段々声が小さくなっていき、比例するように顔が青ざめていく
何度か確かめるように目線を右往左往させて
「お、大杉先輩!?」
と裏返った素っ頓狂な声を出した