色葉
「おかげで石動様に会えました」
頬をほんのり桜色に染め、視線を外すエリサ
今日一番可愛い
しかも不意打ちの為か、心臓が騒いでるのがわかる
どうやら無意識にエリサに向かって手を伸ばしていたらしい
表情という表情が消え去った美鈴に捕まれて気付いた
良かった。危うく大変なことをしそうになった
でも捕まれたとこが尋常じゃなく痛い
「え~と美鈴さん?エリサにばれるよ?」
は、反応がない。あれ?もしかしてオレヤバイ?
「美鈴さん?気を確かに」
「下劣の・・・・・・下賤の・・・・・・・・・・・・害虫の・・・・・・・・・・・・・くそ野郎の・・・・・・・・・・・・ゴミ野郎の・・・・・・・・・くせに・・・・・・・・・・」
ヤバイ。譫言を言い始めてるよ
それに表情が段々鬼の形相になってる気がする
「お嬢様。もう少しで授業が始まりますので急ぎ教室へお戻り下さい」
スゲェ感心するなぁ。
さっきまでの表情が嘘のように綺麗すぎる程の笑みだ
エリサはその言葉にハッとし、美鈴に向き直る
「もうそんな時間ですか?」
「はい。後のお話は私がお聞きしますので、どうかお嬢様は先に」
「わかりました。石動様。また会いましょう。」
そう微笑んでエリサが物置のような空き教室から出て行った
「よし。オレも授業に遅れたらいけないし行かなきゃな」
グッと引っ張られる腕。その先に能面のような笑みをした美鈴
逃げは失敗か
「まぁそう言わず、ゆっくりしていって」
それからの記憶がなく、気がついたら節々の痛む体
体の調子を確かめ、骨が折れてない現状を親に感謝した
頬をほんのり桜色に染め、視線を外すエリサ
今日一番可愛い
しかも不意打ちの為か、心臓が騒いでるのがわかる
どうやら無意識にエリサに向かって手を伸ばしていたらしい
表情という表情が消え去った美鈴に捕まれて気付いた
良かった。危うく大変なことをしそうになった
でも捕まれたとこが尋常じゃなく痛い
「え~と美鈴さん?エリサにばれるよ?」
は、反応がない。あれ?もしかしてオレヤバイ?
「美鈴さん?気を確かに」
「下劣の・・・・・・下賤の・・・・・・・・・・・・害虫の・・・・・・・・・・・・・くそ野郎の・・・・・・・・・・・・ゴミ野郎の・・・・・・・・・くせに・・・・・・・・・・」
ヤバイ。譫言を言い始めてるよ
それに表情が段々鬼の形相になってる気がする
「お嬢様。もう少しで授業が始まりますので急ぎ教室へお戻り下さい」
スゲェ感心するなぁ。
さっきまでの表情が嘘のように綺麗すぎる程の笑みだ
エリサはその言葉にハッとし、美鈴に向き直る
「もうそんな時間ですか?」
「はい。後のお話は私がお聞きしますので、どうかお嬢様は先に」
「わかりました。石動様。また会いましょう。」
そう微笑んでエリサが物置のような空き教室から出て行った
「よし。オレも授業に遅れたらいけないし行かなきゃな」
グッと引っ張られる腕。その先に能面のような笑みをした美鈴
逃げは失敗か
「まぁそう言わず、ゆっくりしていって」
それからの記憶がなく、気がついたら節々の痛む体
体の調子を確かめ、骨が折れてない現状を親に感謝した