秘密な私の愛しき人

「穂樺の笑顔、眩しいな～」


美佳が笑いながら言う。




私の学校は進路の約半分が就職なので週一回、外部から講師を呼ぶ。その中の１つに『食品』があってその授業は琉ちゃんと同じ会社のもう１人の人が担当している。
私は運よく琉ちゃんの担当クラスなので月１回琉ちゃんの授業を受けれる。

いつもは昼に会えないから、この授業がいっつも楽しみなんだ。


ちなみに琉ちゃんと再会できたのもこの制度のおかげ♪


「にしても穂樺が結婚したなんて未だに信じられないなぁ～」


美佳には琉ちゃんと付き合う前からいろいろ相談にのってもらっていたから私たちの関係をよく知っているんだよね。琉ちゃんと喧嘩したときは美佳に慰めてもらったけ…