秘密な私の愛しき人

家につくと洸くんがリビングを見渡した。



「うん。家事とかはちゃんとしたくて」



それに結婚していることがバレたらいけないからリビングとかには私のものは一切置いてないしね。




私は自分の部屋に入って服や教科書を鞄につめた。



ふと机を見ると１枚の写真が目に入った。



それは琉ちゃんが私にプロポーズしてくれた大切な場所で撮った写真だった。














『俺、穂樺を離したくない。
高校生なんて正直、関係ない。
一生大切にするから…


俺と結婚してくれないか？』















頭の中に琉ちゃんのプロポーズの言葉が蘇ってきた。



あの時はすごく嬉しくて涙が止まらなかったけ？