秘密な私の愛しき人
でも…私はわかっていなかった。



この行為が私と琉ちゃんの関係を悪化た一つだったということを…














「ただいま」


洸くんの家につくといい匂いがしていた。



「お袋、何やってんの?」



リビングに行くとおばさんは楽しそうに動き回っていた。



「あっ、穂樺ちゃん、洸おかえり!」



「おばさん、何やってるんですか?」



「何って穂樺ちゃんの歓迎会よ♪夫も今日は早く帰ってくるって!」



おじさんも早く帰ってくるんだ。



そう思うと胸がドキッと鳴った。


「あの…おじさんは何か言っていましたか?」



「大丈夫よ。あの人は話も聞かずに文句を言ったりするような人じゃないから」



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