秘密な私の愛しき人
私は何やってるんだろ…?



「ただいま」


下からおじさんの、琉ちゃん達のお父さんの声が聞こえた。


会社から帰ってきたんだ。



私は気持ちを切り替えて階段を降りた。



「こんばんは。おじさん」


私はリビングにいた、おじさんに挨拶をした。



「おぉ。穂樺ちゃん。いらっしゃい」


おじさんは少し複雑そうな顔をしていた。



怖かったけど私はおじさんの前に座った。



「あの!……」


本当のことを話さないといけないのに、言葉が見つからない。



「話はだいたい妻から聞いたよ。琉の…つらいところを見たんだね?」



私が話やすいようにか、おじさんは大まかなことは知っていた。


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