秘密な私の愛しき人
「うん!…ありがとう、美佳」



私も強く握り返した。







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いつの間にか授業も終わって教室に戻ると入口に洸くんが立っていた。



「穂樺!」


私の顔を見ると安心したように笑って側にきた。



「洸くん、どうしたの?!」



「穂樺を迎えにきた。一緒に帰ろうぜ!」


「うん!帰ろっか」



私は鞄を持って教室を出た。



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「「ただいま~」」



「あ、穂樺ちゃん!お帰りなさい」



洸くんの家に帰るとおばさんが笑顔で迎えてくれた。



「俺にはなしかよ…」



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