秘密な私の愛しき人
さっきの樹の言葉でやっとわかった。



穂樺は見ていたんだ、俺と小実のことを。


だから樹に封筒を渡して帰ったんだ。



たぶん穂樺のことだ。


1人で泣いていたところを俺の家族に見られて実家に来たんだ!



そういえば電話をしたときに俺は穂樺が傷つかないように嘘をついてしまった。




俺は最低だ!




俺の拳に力が入った。



穂樺が悪いみたいな言い方をしたが本当は俺が原因だったんだ。




穂樺…!





俺は急いで実家に向かった。













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