秘密な私の愛しき人
俺は少し不機嫌になった。


「会社でその話題をするな」


「そんなに隠しているなら行かなかったらいいじゃん」


そう。本当は穂樺とは出来るだけ外…しかも学校でなんて会わないほうがいい。でも…


「親父の命令だから出来ないんだよ」


俺の親父はこの会社の役員。だからどんなに部長とかに志願しても却下された。(ちなみに俺は親に頼らずこの会社に入ったし頼るつもりもない!)

で、その理由は…


〔どれだけ他の人と平等に接することができるか〕

らしい。
こっちとしてはいい迷惑だが仕方なく承諾した。



「にしても、女子高生って可愛いよな!」


「生徒に手出すなよ」


俺は樹を睨んだ。


「そんなに睨むなよ。わかってるよ、そんなの。てか、いい加減奥さんの顔見せてくれよ!」


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