秘密な私の愛しき人

「どこで私の高校を調べたんですか…？」



名字とかもどこで…



「ちょっと知りあいにね。
私だってびっくりしたわよ、若いとは思っていたけどまさか学生なんて」



少しずつ…小実さんは言葉で攻めてくる。



「あの…どうして私をここに呼び出したんですか？」


私は本題に迫った。



あまり長い時間、一緒にいたくない。



「やだぁ～。そんな顔しないでよ。……正直言うと、琉と別れて」



小実さんが鋭い目になった。



やっぱりそういうことなんだ。



「あなたと琉とは年も違うし、合わないわ」



はっきり言われたこと。


確かに、そのことはずっと悩んでいたこと。



だけど…



「…ゃです…」


「えっ？」