秘密な私の愛しき人
*笑顔が戻った日*
しばらくすると私は泣き止んでリビングでぼーっとしていた。
おばさんもどこかに行ったのかいない。
“ガラッ”
ドアが開く音が聞こえた。
洸くん?
私は玄関まで走って行った。
えっ?
玄関について私はびっくりした。
だって、ここにいるはずのない人だから…
幻覚?
「なに固まってんの?」
その人は優しい変わらない顔つきになる。
これは幻聴じゃない…!
「琉ちゃん…!どうして…」
ここにいるの?
仕事は?
「穂樺に会いに来た」
そう言った琉ちゃんは優しく力強かった。
その言葉が何より嬉しかった。
「いいか?」
「うん」