秘密な私の愛しき人
温かい…



久しぶりに感じた温もり。やっぱり落ち着く。



「でも、なんで今日は話聞いてくれたんだ?」



琉ちゃんが顔を覗きこんだ。



そ、それは……ι


少し言いたくないけど誤解されたくないし…



「あのね…今日、小実さんと会ったの」



「小実に!?穂樺、大丈夫だったか?!」



小実さんの名前を聞いた途端、琉ちゃんはかなり焦りだした。



「だ、大丈夫だよ」


私はニッコリ笑った。



「でもなんで小実は穂樺のところに…?」


「校門のとこで会ったの。どこかで調べたみたい」



「怖いな…。それ」



琉ちゃんが私を抱きしめる力が強くなった。



「…なんか言われたのか?」



琉ちゃんは真剣な顔つきになった。



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