秘密な私の愛しき人
ドキッ!


琉ちゃんは相変わらず鋭い…



「…別れてって言われちゃった」



嫌な記憶…



「あいつ…!」


上から怒った琉ちゃんの声が聞こえた。



「でっ、でもね!それで琉ちゃんへの気持ちがわかったんだ」


私は琉ちゃんの顔を見つめた。



嫌な記憶だけど琉ちゃんの思いは再確認できたから結果オーライかな。



「そっか…」


また琉ちゃんの顔が優しくなった。



「あっ!」


何か思い出したように琉ちゃんは声をあげた。



「そういえば洸ともキスしていたよな?」



琉ちゃんの顔が不機嫌になった。



「えっと……」


私は目線をずらした。



忘れてた…ι


そういえば琉ちゃんの前でキスしたんだっけ。


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