秘密な私の愛しき人
今は生徒と外部講師ということで外になかなか遊びに行けないけど
卒業したらそんなこと気にせずにすむ。



「あぁ。今まで我慢してたし、いっぱいいろんな場所行こうな」



「うん!」



このときの私は未来がすごく楽しみだった。




でも…最後の最後にあんなことが起こるだなんて――

















―――――――――……
――――――――……



「穂樺!おっはよ」



通学途中、美佳が後ろから走ってきた。



「美佳、おはよー!今日も寒いね~」


私はマフラーをきつく巻いた。



「あれ?なんか人集まってない?」


校門をくぐったら人ごみができていた。



「本当だ。何か書いてあるのかな?」


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