秘密な私の愛しき人
やっぱりこういうときに洸は頼りになる。


また礼言わないと…



「穂樺、心当たりあるか?」



「ううん」



穂樺は横に首を振った。



もともと穂樺が結婚してると知っているのは極わずか…



「学校、大丈夫か?」



「うん。美佳が側にいてくれるし。
琉ちゃん、心配しすぎだよ」



穂樺はそう言うけど、正直すっごい心配だ。


学校について行って24時間、側にいたいぐらい。



誰かわからない奴が穂樺を見ていたらと思うとゾッとする。



俺は穂樺と体を離した。



「いいか?穂樺。
絶対に1人になるな。
どうなるかわからないから友達か人が多いところにいろ。
あと周りに目配れな」



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