秘密な私の愛しき人
*HAPPY?学園祭*
「学園祭?」


「うん。明後日なんだ」


夏が終わり、少し涼しくなってきた時期に毎年やってくるもの…それが『学園祭』!

それが明後日から私の高校で始まる。


「で、穂樺のクラスは何やんの?」


琉ちゃんはニコニコしながら聞いてきた。


「えっ…えっと…喫茶店」


少し目を逸らした。

だって…琉ちゃんに言えるわけないじゃん。
私のクラスは喫茶店だけど普通のじゃなくて『メイド喫茶』やるなんて…


「琉ちゃんは…仕事だよね?」


恐る恐る聞いてみた。


「ん?…あぁ、仕事だな」


それを聞いてホッと安心した。


「会社がなかったら行ったのにな~」


ギクッ!!

仕事でよかった~。メイド喫茶やるなんてバレたら絶対、反対されるもんね(汗)

< 20 / 231 >

この作品をシェア

pagetop